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■ 2007/08/31 (金)  WOLFエディター続報1 ■
ウディタ(WOLFエディタの略だそうです)の
α版を公開しましたが、早速使ってみますーという方が
いらっしゃって、とても嬉しい限りです。

いくつかバグ修正しました。

WOLF RPGエディターα (ver0.72) 1.4MB
[ver0.71→0.72の修正点]
・「イベント接触」の起動条件が機能していなかったのを修正
・フルスクリーン時にマウスカーソルが出ないよう修正

下の記事で書き忘れていた点があったのでここに列挙します。
(これらの内容は今回更新時の指南書に追加済みです)

【マップチップの規格】
320x240は1マス16x16ピクセル
640x480は1マス32x32ピクセルで、
配置の仕方は横8マス×高さ∞マスとなります
(ツクールXP仕様とも言います)
RPGツクール2000用の素材をそのまま使おうとすると
マップがバグってしまうと思うのでご注意下さい。
【キャラクター画像の規格】
・以下は、全て基本設定で「アニメパターンが3パターン」の
場合を想定した説明となっています。

・グラフィックが4方向のときは、横3体×縦4体で配置してください。
 4方向の場合、上から「下・左・右・上」向きの画像です。
 横に並んだ3体は左から順に「右足前 停止 左足前」の
 アニメパターンとなります(8方向の場合も同様)

・8方向の場合は、横6体(パターン数×2)×縦4体で
 キャラ配置してください。
 8方向の場合、左側の3体は上から「下・左・右・上」向き、
 右側の3体は上から「左下・右下・左上・右上」向きとなります。
 テンキーの数値の小さい順に上から配置されるとお覚え下さい
(例えば2,4,6,8=下・左・右・上の順)。

・特殊機能として、キャラクター画像のファイル名の末尾を
T.png、TX.pngにすると、停止時の画像と移動時の画像を
一枚の画像に同時に配置することが可能になります。

[T.pngの場合]
もともとの仕様で「右足前 停止 左足前」だった部分が、
「停止 右足前 途中 左足前」の順に配置され、
横4体(パターン数+1)になります。縦は4体のままです。
キャラが移動していない状態では「停止」画像が延々表示され、
動いているときは右三体でアニメーションします。

[TX.pngの場合]
もともとの仕様で「右足前 停止 左足前」だった部分が、
「停止1 停止2 停止3 右足前 途中 左足前」の順に配置され、
横6体(パターン数×2)になります。縦は4体のままです。
キャラが移動してない状態では
「停止2→1→2→3→2→1→…」という順にアニメーションし、
移動中の場合は右三枚でアニメーションします。

・パターン数が5パターンの場合は上の各場合で
横3体だったのを全て横5体に置き換えて考えてください。
【マウス表示について】
フルスクリーンで遊んでいるときもマウスが出っぱなしに
なっていましたが、今回の修正でフルスクリーン時は
マウスカーソルが出ないように修正しました。
【既知の不具合…不透明度255でも画像が透けてしまう】
これはサンプルゲームで再現可能な不具合なのですが、
Configで描画モードを「ソフトウェア」にした上で、
テストの妖精によって「背景を表示」させると、
一部チップの下に背景が透けてしまう現象が発生します。
これは、WOLFエディタに使用しているDXライブラリ側の
問題であるため、現在修正待ちです(バグは報告済み)
どうも、淡い色の画像は不透明度が255にならないようです。



ただ、WOLFエディタのダウンロード数の微妙っぷりには涙が出てます。
普通のゲームソフトと比べたらそりゃ
みんながみんな使うわけないよなー、という感じもしますし、
こういう系のツール真面目に作るくらいなら普通にゲーム作った方が
サイト的にも(そして商業的にも)有利なのは明らかだと思います。

こちとら元々自分用なので、ついでに皆さんに使っていただけたら
嬉しいなあという感じで全然良いのですが、
利益を得て社員の人達を食べさせなければならない立場の
エンターブレインさんが最近ツクールに
乗り気じゃないっぽいのはちょっと納得できました。
公開してもヒット数がいつも通り(10%増?)なのを見れば一目瞭然。
実はそんなに需要がなーい!
それとも、来客数が増えないのはそもそもウチが
ゲーム配布サイトだからなのかなあ、うーむ。

でも需要は少なくとも、自分が使う限りは改造し続けます。

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■ 2007/08/28 (火)  WOLFエディターテスト公開 ■
いよいよ載せる画像も何もなくなってきたので
WOLF RPGエディターの機能テスト版をアップします。

バグ等が残っている可能性は非常に高いのですが、
普通では気付かない程度には修正を行っている…と思います。

WOLF RPGエディターα ver0.71 (サンプルゲーム同梱) 1.1MB
(WOLFエディタ項目の最新日時の記事を参照してください)
解凍して、WolfRPGEditor.exeを実行すると
内容のエディットが可能です。RPG.exeでゲーム実行。

[ver0.70→0.71の変更点]
Vistaにてゲームを「スタート」した際に強制終了するバグを修正

もしgdiplus.dllがありませんと出る方は、
以下のファイルをダウンロード、実行して出てくる
gdiplus.dllをWolfRPGEditor.exeと同じところに入れてください。
gdiplus.dllファイル 0.9MB

ゼロから作り始めたいという方は、Dataフォルダを消して
「Data(初期状態)」のフォルダを
Dataに名前変更してください。
なおサンプルに含まれている素材は全て二次利用可能です。

なお、ご使用の際には以下の点をご了承下さい(追記)
・このツールはWindows2000、XP、Vista用です。
作成したゲームのプレイ自体は98、Meでも可能ですが、
ツールの方は98、Meだと文字化けして使えません。
また、Win98ではプレイ時にグラフィック表示が
正常に行われない可能性があります。

・かなり上級者向けです。
ある程度ツクールに触ったことのある人が対象。
親切なチュートリアルなどは付いておりません。
また、タイトル画面やデフォルトの戦闘システム、
メニューシステムなども付いていません。
全部自作してください、というスタイルです。

・新機能の提案があっても、その提案が作者的に面白い・有意義だ、
と思わない限りは実装しませんのでご了承下さい。
現状の機能でも工夫すればたいがいの事は実現できると思います。

・現状、説明不足な点も非常に多いと思います。
使用方法についてはまず同梱の指南書を読んでください。
分からないことがあれば同盟掲示板の
「WOLF RPGエディタースレッド」にてご質問をどうぞ。

アップデートに伴い、それまでのセーブデータが
使用できなくなる可能性が非常に高いです。

ただしマップデータなどやそのデータは
上位バージョンでも使用可能ですので、
作成したデータが使えなくなるという心配はありません。

・カーソル跡が残ったりするのは直せなかったので仕様扱い!
マップエディット中のマップチップ表示が微妙におかしいのも
今のところ仕様扱い!です。ゲームプレイ中は支障ありません。

・画像はアルファチャンネル付きPNGファイルを
使用することを想定しています。
透過色の指定などは以下のツールで行うことができます。

BTJ32 [Vectorへ]
(もっと使いやすそうなツールがあれば情報をお寄せください、
検索で最初に見つかって実際使えたツールがこれだっただけなので)

・悪用されると危険な機能や通常では使わないと考えられる機能、
データの暗号化などは、要ライセンス機能として
将来的に実装する予定です。

・ありとあらゆるデータ番号付けが000から始まっているのは
自分用でいいやと思って放置してた名残です!
今さら修正がききませんのでご勘弁下さい。


【目新しい機能一覧】

・数値変数だけでなく、文字列変数を扱えるようになっています。

・文字列をピクチャとして表示することが可能です。
シンプルなスタッフロールなら画像を用意せずに実現可能!
(例:サンプルゲームのスタッフロールなど)

・自作戦闘システムなどを作りやすいよう
「データベース」を自分で作成することができます。
これで自作戦闘システムでは大変だったアイテムや
敵ステータスの整理も楽々!もちろん、それらの処理については
コモンイベント等で作成する必要があります。

・解像度は320x240と640x480の両方から選択可能。
FPS(1秒間の処理回数)も60か30FPSを選べます。

・プレイヤーさんのPCに3D描画チップが内蔵されていれば
ゲーム処理が非常に高速化されます。
なければ重さはRPGツクールXP並みとなります。

・メッセージ表示時の文字サイズの変更や、
ルビの付加などが可能です。

・ピクチャ表示の能力が従来のツクールより遙かに向上。
50枚制限なんてありません!1000枚くらい出しても大丈夫!
(当然、プレイヤーさんのメモリ許容量を超えたら無理ですが)

・コモンイベントをファイルとして出力できます。
これにより、ユーザ同士でシステムを配布、
導入しあうことができるようになっています。
(配布する人がいらっしゃったら、の話ですが!)


などなど、ツクールにはない特徴が盛りだくさんです。
ツクールには物足りない人向け(というか自分向け)に作ったので
粗も目立つと思いますが、こりゃよさそうだ!と思った方には
ぜひ使っていただきたいと思います。

▲追記を閉じる▲

 
■ 2007/08/21 (火)  プロトタイプ続行中 ■
一つ前のセクシー系女神のキャラ絵
プロトタイプ用グラフィック(仮)。
一個前の画像の人のキャラチップ絵です。
プロトタイプはアクションパズル(?)っぽいゲームになりそうです。
目指せプラチナ賞!

開発には関係ない話ですが、19日に東京で
シルフェイドファンによる割と大規模なオフ会が
開かれるとのことだったのでちょっと行ってきました。
ほとんどの人は興味ないと思いますので追記で↓
オフ会参加者はなんと総勢17人!
ここまで多いとさすがにカオスで凄かったです。
ちなみにその中にはグラフィックお手伝いのすうさんや
音楽お手伝いのタクミさんなどもいらしてました。

特に、タクミさんはまだお会いしたことがなかったのですが、
作る音楽も素晴らしいし絵も上手だし面白いゲームは作れるしで、
「どんな完璧超人だよ、これで顔も凄くかっこよかったら
もうタクミさんに土下座するしかない」
と思ってましたが顔は普通(でもかっこいい)くらいで
安心しました。爽やかでとてもいい人でしたがときおり見せる顔が
あまりにもハードボイルドで、これは絶対カタギじゃないなと思いました。

また、多くの方からいっぱいおみやげを頂いてしまって
本当にありがとうございました。
何だかんだ言って現地にいたほぼ全ての方と一度はご一緒できたので、
作者としては一番嬉しい結果になったと思います。

一つ驚いたのは、14歳から30歳までという幅広い年齢の方が
集まっていらしたことです。大抵はおそらく20前後でしたけれど。
あとシルフェイドファンの方って明るい方が多くて
(そもそもオフに来るような方がそうなのかもしれないけれど)
初対面という感じがしなかったので楽しかったです。
もうネットで長くやっていますが、
直に会うのもやっぱり楽しいなと思いました。



話は飛びますが、東京では数日前にコミケがあったようです。
もしシルフェイドの二次創作物を見つけた方が
おられたらぜひご報告を!!(自作品の宣伝でも可)
などと思ったのですが明らかに言うのが手遅れです。とほほ。

▲追記を閉じる▲

 
■ 2007/08/17 (金)  新作プロトタイプ ■
セクシー系女神
新作で使うかもしれないキャラクター。黒い服に黒い髪。

プログラミング能力があって初めて作れそうな
新作のプロトタイプを作ってみています。
面白いかどうかは基本的な部分で決まるので、
これは行けると思ったら真剣に肉付けして、
一本のゲームにしようと考えています。

ちなみにそれをコンパクに出そうと思っていたら
投稿期限が8月15日だったそうです。早っ!
シルノ終わってから二週間しか経ってないのに無理です!

とにかく、色々開発ネタを考えつつ、色々と並行して進めてみて
完成の見込みが立ち次第、ここで発表しようと思います。
このやり方ならプレッシャーがないから楽!
つまらなさそうだと思ったらすぐその製作を打ち切れるので、
いい意味でフットワークが軽くなりそうです。


話は変わりますが、ちょっと暑すぎるので
水でもかぶろうと蛇口をひねると
一瞬熱湯かと思う温度の水が出てきました。
パソコンのCPUも燃えそうだし、もう暑すぎて笑いが止まりません。
この時期にお盆休みを設けようと
最初に言い出した人は素晴らしいと思います、
確かにまともに仕事にならない。ぐったり。
■ 2007/08/07 (火)  ゲーム開発との出会い ■
現在は「これから何しようかな」と考えつつ、
ネタ帳に思いついたことを色々書き留めている充電期間中です。

特にネタもないので、ツクールに触れてから今に至るまでの
ゲーム開発歴の思い出などでも書こうと思います。
初めてツクールという存在に触れたのは
RPGツクール スーパーダンテ(SFC)でした。
サンプルゲームとして入っていたフェイトが、生まれて初めて遊んだ
ツクールゲームということになりますが、この時期はイベントを
ちょこっといじってみたりするくらいで、ただツクールを
使ってみるのが楽しかった時期だったと記憶しています。

で、スーパーダンテに入っていたチラシに
ソフコンという雑誌のことが載っているのを発見。
なんとツクール&ゲーム投稿雑誌!自分は運命の出会いを感じました。
当時非常に若いながらも、いつかソフコンに投稿してみたいという
気持ちは抑えきれず、RPGツクール2(SFC)、続いて
RPGツクールDante98II(PC98)、RPGツクール95(Win)を購入。
PC版からは、自作画像などにもトライしながら
ちょこちょこ開発をしていたのですが、
結局一本も完成させることなく終わりました。この間、約4年ほど。
ツクールに出会ってから4~5年は
何も完成させることができなかったのです。

が、全てを変えたのはシミュレーションRPGツクール95(Win)でした。
最初は普通のSRPGを作ろうと思っていたのですが、
結局途中で飽きて長いこと放置していました。
変数操作&変数の条件分岐が使用可能なのが最高の利点だったのですが、
RPGは作れないので、この機能を持ったRPGツクールがあればいいのにと
中途半端な気持ちでモヤモヤしていたのです。
が、突然思い立って何か作ってみようと思い、
ある休日、数時間ほど必死に頑張って
レジェレス(SRPGツクールでADV!)の1話を作成。
(当時はこれだけで気力の全てが失われるほど消耗してました)

これを友達に遊んで貰ったところ、
なんと自分のゲームで笑ってくれました!
一生でこれほど嬉しかったことはなかったと思います。
短いながらも、自分の作ったもので楽しんでもらえたのですから。

一回喜んでもらったのを見たら、後は不思議なことに
やる気が無限に沸いてきました、そのときの衝撃は今でも覚えています。
それまで自発的な行動で誰かに喜んでもらえたことなどなく、
自分って生きてる意味ないなあとか嫌世的な発想しか
持っていなかったので、突然人生が変わった気分でした。

そして、誰かに喜んでもらうために作ろうという気持ちが
自分のゲーム開発の根本なのは、今でも変わってません。

それから、いつかオリジナルのキャラで物語を描きたいと思い、
その時点から絵の練習をしつつ何年か経って、
RPGツクール2000(Win)を購入、シル見を作り始めました。
それからは色々あってよく覚えていませんが、
今になってみるとずいぶん長い道のりを歩んできたなあと思います。
これもひとえに、サイトに来てくださっている皆さんのおかげです。
ありがとうございます。

ただこうやって見てると、ぶっちゃけ普通にやってる限り
ゲームなんて完成しない方が当たり前だよなあと思いました。
一回でも誰かに喜んでもらえたという経験があるのとないのとでは
かけられる労力にも差が出ると思います。
なので、最初はミニ作品から作ってみると良いというのは
非常に理にかなっていると思います。

ということでウルフRPGエディターをよろしくお願いします!!
そのうち機能評価版(※バグ小入り覚悟)リリース!

ちなみにウルフエディターは現在大きいバグ取り中です。
しぼりきったつもりのぞうきんでも、ジワジワしぼってると、
意外と水が出てくるもんですね。

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